nighteye001の日記

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シンデレラとツンデレラ

シンデレラとツンデレラ

 

 

 

昔々、ある国に、とても美しく、とても心優しい娘がいました。
でも悲しいことに、娘のお母さんは早くに亡くなってしまいました。
ある日お父さんが2度目の結婚をすることになり、娘には新しいお母さんと二人のお姉さんができました。
娘を見た新しいお母さんは、「なんて美しい心優しい娘だろう、わたしがしっかり育てて、どこへ出しても恥ずかしくないスーパーレディにしてあげないと」と思いました。
また姉の二人も、こんなに美しい心優しい妹ができてとても幸せで、わたしたちもしっかり面倒見てあげないとと思ったのです。

新しいお母さんと二人の姉の奮闘はそこから始まります。

娘に食事の用意をさせるためにより良い食材を集め娘に作らせたり、お洗濯の仕方を教え、重いものは手伝いつつ、「これくらい一人で運べないのかしら」と言いつつせっせと働きます。

ある日、仕立て屋に洋服を作ってもらうことになり、姉の二人は流行りの上等な服を作ってもらい、娘には2着作らせました。一着は質素な服を。もう一着は娘には内緒でとても素敵なドレスを。

掃除洗濯料理と娘はしていたのでその素敵な服を着る機会はあまりなかったのですが

娘は毎日家事に勉強にいそしみ、姉たちは誇らしげでしたが、かまってもらえないと寂しいので、娘を呼び出してはマッサージを頼んでみたり、雑用を頼みます。
マッサージや雑用と言いつつ娘にべったりして、なでたりお菓子をあげたりしてました。

ある日の朝、お城で王子様がお嫁さん選びの舞踏会を開くことになりました。
お姉さんたちは大喜びで、ここで娘を王子様に嫁がせる計画を立てます。

ただ、娘には知られないように

仕立て屋を呼び姉たちは服を新調し、舞踏会用の服を作りましたが、娘に合う服が決まらず作れませんでした。

困った姉たちと継母は、娘の本当の母親が眠る墓地で祈りました。
すると妖精のお婆さんが現れ、「わたしが素敵な服を用意しましょう、馬車や従者もわたしが用意します。ただし私の魔法は12時に切れてしまいます。それまでに帰ってくるように言い含めるのですよ。」と言い消えてしまいました。

これで娘の舞踏会への服や行ける段取りはつきましたが、姉たちはせめて自分たちで何かを用意したいと言い、「ガラスの靴」を用意しました。

姉達と継母は舞踏会当日に娘に言いました。
何があっても12時には家にいることと
娘は舞踏会に行けないと思いつつ、うなずきました。

そして姉と継母は舞踏会に行ったふりをして、そっと陰から家の中の様子をうかがっていると、妖精のお婆さんが現れ、娘に話しかけました。
妖精のお婆さんは、「お前はいつも笑顔で頑張る良い子ですね。そのご褒美にわたしが舞踏会へ行かせてあげましょう」
そう言うと、杖を振りいつもの質素な服がとても素敵なドレスに代わりました。そう、前に作った娘には内緒のとても素敵なドレスでした。

台所にあったカボチャを表に出してコツコツコツと杖で3回たたきカボチャの馬車を出したとき、姉二人はあの素敵な服を着た娘を見て喜んでました。
馬車には馬が必要ですが妖精のお婆さんはネズミをと言いかけたところで、継母に気が付き、継母は納屋を指さし馬と御者を待機させてたのです。
娘に恥をかかせたくなかった継母の思いは伝わり、妖精のお婆さんは魔法で出したことにした馬と御者とカボチャの馬車に娘を乗せ、「さあ舞踏会を楽しんでおいで」と送り出しました。
それを見た継母と姉たちは一安心をして舞踏会に向かいました

お城の大広間では美しいドレスを着た大勢の女性たちが、みんな王子様の気を引こうとやっきになっていました。

娘もお城につき継母と姉たちも後を追うようにお城についたころには、王子さまは退屈そうに椅子に座っていました。

しかし娘が着くと歓声が上がり、王子様もそれに気が付き目をやりました。
これは美しいとひとめぼれをしましたが、すぐには出ていこうとしません。
そこで姉たちは、娘をわざと押し転ばせてしまいます。
それを見た王子は慌てて娘の手を取り立たせてあげました。
そしてそのままダンスがはじまり、娘は継母から教わった通り、綺麗なダンスを踊り、王子はますます娘にひかれていきました。

夢のような楽しい時間はあっという間に過ぎ、もうすぐ12時になろうかというとき、王子さまはプロポーズをしようとしたのでした。
しかし娘は継母に言われた通り12時には家に帰るつもりだったので、慌てて王子様に別れを告げ、大広間を出ていきました。
そして玄関の階段のところに慌てた拍子にガラスの靴が脱げてしまいましたがそのまま馬車に乗り込むと慌てて家へと向かいました。
それを見ていた王子は、「このガラスの靴の持ち主の娘と結婚します!」と言いました。

家に帰ると丁度12時で魔法が解けてしまい、いつもの質素な服に代わってしまいました。
継母と姉たちはそれを見てから家に入り、娘にお茶の用意をさせました。とっておきのお菓子を娘に食べさせるために。

次の日からお城の使いが国中を駆け回り、娘を探すことになりました。
ガラスの靴を持ちあちらこちらへと

そして娘の家にも来ました
継母と姉たちは娘をまず最初にはかせます
質素な服を着ていた娘を見て、お城の使いは首を振ってあきらめていたのですが、よく見ると美しくそして、ガラスの靴がぴったり合う娘でした。
継母と姉たちは満足そうにうなずいてました。

そして、あのとっておきの素敵なドレスを娘に着せ、国の使いを驚かせました。
お城の使いは「おお、あなたが舞踏会で王子の心を射止めた方でしたか。さあ、お城で王と王子がお待ちですよ、未来のお姫様」と言いお城に連れて行きました。

お城での婚礼が決まれば、娘はお姫様になるのです。

今までの苦労が報われた継母と姉たちは、そっと娘を抱き寄せました。「今までよく頑張ったわね、これからも素敵なレディでいてね。」
そう言ったとき、娘は今までのことを思い出し、ポロポロと涙を流し、「お母さま、お姉さまたち、今まで本当にありがとうございました。」とそっと抱き返しました。

そして娘はお城の使いと一緒にお城へ行くと、王子様との結婚が発表されました。

そして結婚式には継母と姉たちを招待しました。

大勢のお客の中から姉たちを見つけた娘は、若い立派な貴族たちを紹介し、姉の自慢話をしてそれをきっかけに、姉たちも若い貴族と結婚することになりました。

そしてみな幸せに暮らしました。

おしまい。